キーポン!"KEEEEEPON!"

福岡県出身。DiscoとTequilaをこよなく愛するDJが緩く地味に発信 from HONG KONG。
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2007年 01月 24日 ( 3 )
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2007年 01月 24日 |
香港に来てもう2ヶ月。
生活にもだいぶ慣れたし、結構順調。

ただ一番辛いのが、やっぱり実家に置いて来たレコードや機材に触れない事。
でもだからといってレコード触れずに生きて行けるわけもなく、ちょっと前にリスニング用のレコードプレーヤーを購入。



そしてDJの友達に「香港で唯一のレコード屋」に連れてってもらった。
まぁ探せばまだあるのかもしれないけど、周りの人に聞いてもそこくらいしかDJが
まともに使えるレコードがないという話。笑


ほとんどがオフィスに占拠されてるビルの中の一室。
エレベーターを出るとその階だけ低音がブンブン鳴っててドアにはステッカーがギッシリ。


中に入ると、まぁ予想通り狭い店内。
更にその半分がレジとかPCが並ぶデスクと視聴用のDJセット。
そこに椅子が2つ並んでて1人はスピーカーから、もう1人はヘッドフォンで視聴といった感じ。
周りには当然段ボールに入ったレコードがギッシリ。
棚に飾られてるのがちょっと笑いが出そうなくらい”ど”メジャーで、しかもちょっと古いのが多い。



そして友達に紹介してもらったそこの店主、Roy。
香港のハウスシーンではかなり長いキャリアを持ってて有名な人との事。


でも正直この店内の棚を眺めた所あまり期待出来なさそう・・・。汗

とか思いながら自己紹介。





で、音楽の好みの話になって


「どういうのが好きなの?」

「うーん、日本では結構ジャンル関係なく良いのは色々買って聴いてたけど、今欲しいのはDiscoとかElectro、Tech Houseとかかなぁ・・・。」

「うんうん。」

「でも元々はJazzとかDeep Houseから入ってるからVocal Houseとかも好き。」

「よしよし」



っていう調子で話してるとRoyがガサガサ奥でダンボール漁って、次々にレコードを選んで持って来る・・・。



「この辺とか知ってる?これとかどう?」って感じでザクッと20枚くらい。

手に取って見るとよく知ってて好きなアーティスト・レーベルのが半分くらい。
後はよく知らないけど彼のオススメと、何枚かは「いや、これは違うかな・・・。」と言った感じ



で、とにかく視聴してみる事に。



結構ツボを押さえてくれてたのがHenrik Schwarz、Ame、Joakim、Rub'N'Tug、John Beltran。
レーベルではBallroom、Freerange、Ovumあたり。
思ってたよりも良いチョイス。


でも視聴してて引っかかったのは意外にMinimalな音が多かったこと。
結構こっちの友達の音に感化されてるのかなぁ・・・なんて感じたりもしたけど、多分今求めてる音がもっと音数の少ないシンプルなものなのかも。


ギッシリ詰まっててメロディが派手なのも良いんだけど、今は何となく、リズムがタイトで雰囲気はちょっとDeepでDark、それでいてフッとかすかにメロディが乗ってるようなトラックものが気持ちいい。


聴くというより感じる音なのかもしれないけど、変に曲のイメージに飲み込まれず自分で好きに音の中を泳げる感覚。


決して今までMinimalに抵抗があったわけじゃないけど、長時間聴いているとしんどい事も多かった。

でも本当に良いDJのプレイってそういう音に飽きるどころか、グイグイその世界に引き込まれて行く感じだし。
もともとミックスする為の音楽だし、人によってどう入れてどう抜くかとかで全然聴こえ方変わって来るし。
あとシンプルな分ごまかしも効かないから、とことんスキルもセンスも試されるし。
Minimalでガンガン踊らせれるDJはやっぱすごいDJだと思う、あくまでも自分の見方では。





そう言えば、ある仲のいいDJがこんな事を言ってたような、言ってなかったような。

「そこに最高の一音があったら、それが最後までずっと続いてもいいんじゃないか」






ずっと情報量の多い音楽を集中して聴いていると、ある時ふと、無駄のないシンプルで尚かつ頭から離れないフレーズにたまらなくハマってしまうのかも。

で、結構今がそういう時期なのかも。





まさか今このタイミングでPlanet-eにブチのめされるとは思ってなかったしなぁ・・・。
もちろん素晴らしいレーベルだけど、改めて感動。








でもRoy曰く

「香港にはCarl Craigのレコードかう奴なんていないんだよ。」

「え?何で?」

「Deepで難しすぎるみたい。」

「いや、確かにDeepだけどかっこいいでしょ?」

「香港で売れるのは派手でCommercialなHouse、Techno、Electroばっかり。」

「そうなんだ・・・じゃあ、でもDFAとかはみんな好きなんじゃない?」

「それがDFAも売れないんだよ。」

「ウソやん!どっちの要素も持ってるし最高やん。」

「DFA好きな奴は基本的にみんなダウンロードしてるんだよ。」

「はぁ〜・・・」





みたいな。





で、ここでダウンロード・・・・・・
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by yamang | 2007-01-24 18:47 | thought |
2007年 01月 24日 |
これに関してはいろんな要素が絡みまくってて超複雑なのであまり多くの事には触れられないけど、個人的には「好きじゃない」。



でも香港に来てレコ屋は1件しかないし、CDもHMVで何か「よくある感じ」のをゲットするくらい。

今までずっとレコ屋で視聴して購入という過程で音楽を買っていた自分にとっては余りにも不自由。

だからこのRoyの店は本当に有難いんだけど、自分で探す・掘る事が出来ず、向こうのオススメを聴きまくって選ぶ事しか出来ない。

ネットで買うにも送料高いだろうし、まとめて買うとこっちの税関の問題で引っかかって送り返される恐れもあると聴いた事がある。(こっちで売る気だろ?と思われるのかも。)




しんどい、でも音楽もっと聴きたい。





となるとやっぱり「ネットでダウンロード」になるのか。
フリーダウンロードに関してはモラル的にも納得いかない上に、1曲1曲音質の差も激しかったりして逆にストレスになり兼ねないが多いのでやらない。




そこでiTunes Music Store。
始め開設されたばかりの時は溜息が出るくらいしょぼくてガッカリしたのを覚えてるけど、今すごい事になってる。
実際にこっちに来て購入した曲も結構ある。


結構マニアックなアーティスト名で検索してもかなり出て来るし、正直な所好きなアーティストの曲で知らないのがあったり、アナログ探してるのがそこにあったりでびっくり。
しかも値段が1曲¥150、¥200な上に、音質もそこまで文句つける程悪くないんだったら「もうアナログ買う必要ないや」って思うDJも少なくないだろう。





実際香港でもほとんどそうだし、よく考えてみれば日本人は裕福だからあんなにレコード買う経済力があるんだけど、じゃあ他のアジア人は???って考えるととてもじゃないけどそんなの無理。

じゃあ経済力のない国の人間はDJ出来ないのか?っていうのも変な話だし。
だからダウンロードになってしまうのは分かる。。

実際には、僕達がレコードを買う以上に熱心に努力して、いろんなサイトを飛び回って誰も持ってないような曲を探してダウンロードしてるDJもいる。






そしてクリエイターにとっては、大きなレコード会社をあてにせず、自分の家で作った音楽を世界中の人に聴いてもらえるという利点はあるし、それがもし影響力のあるDJ、レーベルの目に留まれば一躍世界的な成功を収めるチャンスもあるだろう。



とは言うものの、今後もし仮に、誰もがダウンロードのみで音楽を手に入れてしまう時代になってしまうと、確実にレコード会社・レーベル・アーティストを始め、音楽市場全体にお金が入らなくなって来る。

そうすると楽曲をリリース出来なくなったり、果ては創る資金も得にくくなってしまい、音楽で食って行こうって人にとっては辛くなるのではないだろうか・・・。

となると、もっと広い視野で考えてみると自分たちの首を絞め兼ねない。


(って自分がその立場にはいないんだけど・・・。)







だいぶ話が大げさになったけど、考え方は人それぞれ色々あるからこれについてはまだはっきりと答えは出せないと思う。

今後もっと頻繁に取り上げられて来るだろうなぁ。
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by yamang | 2007-01-24 18:41 | thought |
2007年 01月 24日 |
自分にとってオーディオ、アナログ、レコードというものは言葉だけで表現出来ない「感情」を持った特別なもの。

もともとオーディオに携わる仕事に関わっていたというのも大きいけど、「音源から人の耳に届くまでの過程」が好きなんだろう。



スピーカー スピーカーケーブル アンプ オーディオケーブル ミキサー ターンテーブル レコード針 レコード・・・



(もちろんその間にも細かいオーディオアクセサリーやコンセントまで様々な過程が音に大きく影響するんだけど・・・)

こういうシステムの過程やちょっとした角度や高さのセッティングまで、書けば切りがないくらい奥が深いのは重々承知の上・・・。


そして更には創り手の感情やメッセージまで・・・・・・もう考え出したら止まらない!!!!!!






そしてまたある先輩のトラックメイカーの言葉を思い出した。


「サンプリングするって事はただ音を抜き取るだけじゃなくて、その時の自分の状況や感情までをそのフレーズに入れ込むんだ・・・。」


だからそこで決めたらその時やんないと、同じ音は二度と創れない。
たとえ聴こえ方は似てても同じじゃないんだろうな。
そういう感情を持った生き物なんだと思う、音楽って。

(自分はトラックメイカーではないので偉そうな事言える立場じゃないですが。弱気)






でもやっぱりミニコンポやiPodでは聴こえない音が、そういう過程を経て自分の耳に頭に心に入って来る感覚っていうのを一度覚えてしまうと・・・


ここまで入り込んでしまったらもう一生抜け出せないだろうな・・・。
(もはやオタクの領域。)






DJプレイに関しても同様。
今はもうレコードからCD、果てはPCでっていう時代になって来てるけど、やっぱり自分の手で黒い「レコード」を触るという感覚にはこだわって行きたい。
(かと言って全くCD使わないわけじゃないんだけど・・・。弱気)

そういう感情はもちろんだけど、単純にかっこいいし、タイトル覚えれなくても探しやすいし。
CDに焼いてもどの曲が何曲目か覚えれないし、大体がCD読み込んで頭出しするまでの時間すらだるい!

なんて考えてるともう病気かも・・・。







でもこれは別にデジタル派を否定してる訳じゃなくて、あくまでも個人的な好みの問題。

もちろんデジタルにはデジタルの利便性やすごい所もいっぱいあって、今ではそうの技術でアナログの限界を超えたすごい領域まで達している人もいっぱいいる事でしょう。






ただ、本当に独りよがりでステレオタイプで古くさい考えかもしれないけど・・・

レコードいっぱい詰まった重い箱に精一杯の思いを込めて、DJブースまでそいつを運ぶ自分が大好きだ!!!



という変態も決して絶滅はしない!!!!!









最後に、こういう話をして何度も深く首を縦に振ってくれるアナログマニアの方々へ。




好い音鳴らすオーディオは重いし、レコード運ぶのは重い!!!!!
でもその音と一緒に飲むビールはやっぱ旨いんス!!!!!!




僕はじいちゃんなって腰が痛くなるまで重い箱持ち上げますよ。


そんな感じで音楽愛して行きたいっす!!!!!!!!!!!!!!







キーポン。
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by yamang | 2007-01-24 18:40 | thought |